みなさん、こんにちは。今日はHPに公開しております教材の使用方法についてご説明をいたします。
まずManga de Kaigoです。これはネパール人が日本の老人ホームに来て、もう一人の主人公である利用者さんとのコミュニケーションを通じて介護に目覚めていく物語です。私が専門学校で体験したことをベースに作成しました。学習者が漫画を見ながら
楽しく学べるように工夫しました。主だった介助やレク、介護過程などを網羅したつもりです。音声も付いていますので、臨場感が溢れています。これまで学んだ学生のほとんどが最後の場面で泣いていました。これで泣かない学習者は介護には向いていないかもしれない?
次に、Kaigo de Artです。表紙にシュールレアリスムで有名なサルバドールダリの写真を使いました。というのは、Manga de Kaigoを読んだある方から、内容がシュールだねと言われたことがヒントでした。ただ、Kaigo de Artの内容はシュールではなく、
真正面から介護に向き合ったものになっていると自負しています。目次をご覧になっていただければ直ぐにお判りでしょうが、
最終課の「介護は芸術」が私の持論です。詳しくはぜひテキストをご覧いただきたいですが、簡単に言えば、介護とは、介護士と
利用者さんとのコミュニケーションアートではないか、ということです。それは深い人間性に基づいたものです。だから、
「人間」を前面に押し出した内容になっています。もちろん、介助技術も扱っています。
さて、これらのテキストの活用方法ですが、まずはManga de Kaigoを学びます。そして、引き続きKaigo de Artを学んで欲しいと思います。Kaigo de Artの中では、頻繁にManga de Artを引用しています。ただ、その後、後者の内容は少し難しすぎることが判明しました。そこで、現在これの改訂版というか、簡易版(会話形式を採用し、例文を多用する。音楽やコラムもある)を作成しております。実はこれは学習者のためのテキストであると同時に、施設の教育担当者向けの教案にもなっています。ただし、この教案テキストは公開する予定はありません。当NPOから特定技能者を受け入れていただける施設様だけに無料で提供させていただいております。ご理解をお願いします。
尚、テキストの筆者は「海陽光二」となっておりますが、これはわたしのペンネームです。サラリーマンをやっていた時に
大変お世話になった課の名前(海洋工事課)をもじったものです。
それでは、皆様、ぜひ私のオリジナルテキストを堪能してみてください。